
地方の「漫画家への入り口」としてオープンした『コアミックスまんがラボ』
会社設立パーティには参加させていただいたが、まんがラボにはまだお邪魔していなかったので、取材をと突撃してきたぞ!
どんな感じの場所でどんなことができるのかを徹底的に聞いてきたのでご紹介!
目次
まんがラボが創作活動を全力サポート!
株式会社コアミックスとは

株式会社コアミックスとは、東京に本社を持つ漫画の出版社で、『月刊コミックゼノン』『WEBコミックぜにょん』『コミックタタン』マンガアプリ『マンガほっと』などを発行している。
『北斗の拳』の原 哲夫さんや『シティーハンター』の北条 司さんもこの会社の設立者でもある。
セブン-イレブンにて無料配布している『森の戦士ボノロン』等の絵本の出版も手がけている。
「コアミックスまんがラボ」とは

「漫画家の卵を取り巻く環境に革命を起こしたい」という想いで作られた漫画家を目指す地方の若者がチャンスをもっと掴みやすくなるようにするための場所だ。
どんなことができるのかをこれから紹介していくぞ。
まずはぐるっと全体を紹介

思ったよりも結構広く明るいラボ内

熊本国際漫画祭の資料や月刊コミックゼノンが展示されていたり

森の戦士ボノロンなども展示

人気漫画の「終末のワルキューレ」の原画などの展示も

「北斗の拳」の原画も展示されていたぞ!

コアミックスが出版している漫画たちも展示されている。

個人的にはシティーハンターが大好き!

北斗の拳もハマってたなぁ。と昔を思い出しながら眺めていた・・・
『コアミックスまんがラボ』でできること
東京の編集部とリアルタイムで接続

大型のモニターを使い、東京の本物の編集部とリアルタイム双方向で通信が可能。
距離を感じずプロの編集者などと打ち合わせができるぞ。
まんが制作の最新機材が使える!

まんが制作の機材が使用できるのも大きなメリットだ。

基本の画材からデジタル制作に不可欠なPCや専用の最新タブレットまで自由に使うことができるぞ。

これらの画材や機材は自由に使うことができるというところがすごい!
まんが編集者が直接持ち込みを受け付け!

毎週土曜日には、東京からプロの編集者が熊本まで来て、その場で原稿へのアドバイスをくれるぞ。
完成原稿じゃなくてもプロット・ネーム状態での持ち込みもOKで、丁寧に優しくアドバイスをしてくれるところが最大の魅力だ。
デビューのチャンスがいっぱい

『月刊コミックゼノン』『WEBコミックぜにょん』『コミックタタン』マンガアプリ『マンガほっと』などとデビューの場をたくさん持っているコアミックスだからこそデビューのチャンスがたくさんあるのだ。
しかも、毎月「即日新人賞」というイベントを行っていて、1ヶ月間「投稿ポスト」への持ち込みや当日に持ち込んだ原稿の中から、その場にいる編集者が独断で「賞」を決めるという。
その中から「これは!」という作品にはその場で編集部と連絡を取り即デビュー決定ということもあり得るそうだ。
プロ漫画家による特別授業などのイベントも!

北条司さんをはじめ、いろいろな雑誌などで連載しているプロの作家さんが行う特別講義も行う予定だ。
プロ作家さんの目線から「プロ作家に必要なこと」などを特別講義してくれたり、実際にコアミックスが専門学校に提供しているマンガコース授業の録画版が視聴できたりするぞ。

取材にお邪魔した時は、熊本国際漫画祭のメインイメージ画をシティーハンターの北条司さんが描くドキュメンタリー映像を無料で観せていただくことができた。
一般の人もふらっと来られて、映像を観て感動していたぞ!
シティハンターが大好きなこともあるが、この映像は見応えあるので、一度観に行ってみて欲しい!
実際にまんがを描いてもらった。

せっかくなので、受付のお姉さんに無茶振りをして、まんがを描いてもらった。

まずは最新鋭のデジタルタブレットを使って描いてもらうことに

これ、めっちゃ高いんだって!
「この機材を3台も常備して自由に使えるなんて夢のよう」とお姉さんが教えてくれたぞ。

話をしている間にパパッと描いていくお姉さん

さすがに上手だ!

トーンもペンでなぞるだけで描けるのですごく楽だそうだ。

初心者には何をやっているのかわからなかったが使いやすさはすごく伝わってきた。

完成ではないそうだが、こんな感じで描いていくそうだ。

次は、昔ながらのアナログな方式でまんがを描いてもらうことに。

お姉さんはこっちの方がしっくりくるそうだ。

編集者も「まずはこのアナログ方法で描いていくことをおすすめします」と言っていたぞ。

この描くという作業の中でのタッチを覚えるのが大切だそうだ。

鉛筆で描いた後はインクでなぞっていくそうだ。

あっと言う間に完成?と思いきや・・・

ここからトーンを貼るそうだ。

え?お姉さん!せっかく描いた絵を切り裂くの?と思ったら・・・

シール状のトーンをカッターナイフで切り取って

上からこうやって貼るんだって

下の絵が切れないようにトーンだけを線に沿って切っていくんだって

気が短い私は見ていて「イー」となってしまうほどの細かい作業だった。

すんごく細かい所を丁寧に切り取っていたぞ

これもまだまだ途中だそうだが、こうやってまんがってできていくんだなぁ。
利用はなんと無料!
こんなに素晴らしいことがたくさんできるのだが、費用はなんと無料だ!
見学はもちろん、機材を使用したり持ち込んだりアドバイスをもらったりとどれを行っても無料で使用できるのだ。
特に最新機材は個人では絶対に買えない高価なものなので、何時間も滞在してじっくり触りに来る人もいるそうだ。
Q:どこにあるの?A:鶴屋WING館7F
今回、取材に行く際に、少し迷ってしまった。鶴屋WING館というのがわからなかったのだ。
正直、『鶴屋WING館』と言われてはじめに行ったのは『New-S(ニューズ)』だった。次に行ったのは『東館』・・・両方間違っていた・・・目指すべきは『鶴屋WING館』・・・「はて?それどこだ?」という状態でさまよってしまった(笑)
これをお読みの皆さんも迷ってはいけないので、『鶴屋WING館』の場所だけ紹介しておく。
鶴屋の本館でも東館でもNew-S(ニューズ)でもないので、ご注意を!

『鶴屋WING館』は駕町通りのダイソーさんの向かい側にあるこのビルだ。

GAPのビルと覚えると簡単かもしれない。
このビルの7Fに『コアミックスまんがラボ』があるぞ!
[取材者・ライター太助]



