JR豊肥線開通を祝し、熊本の鉄道ファンが団体列車運行を企画

2016年4月の熊本地震で被災したJR豊肥線の肥後大津駅と阿蘇駅の間27.3キロが2020年8月8日、復旧した。沿線住民の通学や通勤の足として、また阿蘇の観光にとっても大きなプラスとなりそうだ。

JR豊肥線 肥後大津駅〜阿蘇駅間、復旧

JR豊肥線開通記念団体列車運行

この豊肥線開通を祝い、熊本県内の鉄道ファンが8月9日、熊本駅から宮地駅の間で団体列車を運行した。

トレインマーク

実際に列車に取り付けられることはなかったが、ファンが用意したトレインマーク

約40人が参加、団体列車は午前11時前に熊本駅の2番ホームを出発した。使用された車両は気動車の「キハ66と67形」の2両編成。参加した鉄道ファンによると、ふだんは長崎県内などを走っているという。

気動車

列車は、途中の駅で停車して営業運転の列車と行き合いながら、ダイヤの隙間を縫うように運行された。

立野駅〜赤水駅間のスイッチバック

途中、ファンたちが盛り上がったのは、やはり立野駅から赤水駅の間にあるスイッチバック。車窓でカメラやビデオを構え、たくさんの写真やビデオを撮影していた。

スイッチバック

立野駅からの車窓。山の際をスイッチバックの線路が走っている

スイッチバック

スイッチバック途中の線路

宮地駅には12時半ごろ到着した。参加者たちはしばらく列車の写真撮影した後、駅前のあか牛料理のレストラン藤屋へ移動。名物のあか牛丼などを楽しんだ後、休憩したり、近くを観光を楽しんでいた。

宮地駅

宮地駅

宮地駅で写真撮影するファンたち

17時半ごろ、帰りの列車が宮地駅を出発。列車は4年4ヶ月ぶりに開通した阿蘇路を走り抜け、熊本駅を目指した。

阿蘇の風景

東海学園前駅を通過する団体列車

JR豊肥線

JR豊肥線

詳しくはくまニッチでも

今回の団体列車については、くまニッチでも詳しく紹介しています。

4年4ヶ月ぶりに全線開通したJR豊肥線 鉄道ファン企画でキハ66・67形の団体列車が走る